Hospitality Glass Wear(おもてなしの器) 器を和洋折衷するといった感覚で使われる事がよくありますが、食材のみならず「宴」を引き立たせる重要な役割が器にはあります。

そこで、様々なスタイルの料理をおもてなしの心で演出できるガラスの器は出来ないだろうかと考えました。この器は、シチュエーションにおける器と料理(和洋中)の繋がりを考え、食する人への思いやりを表現出来るガラスデザインにしました。

基本的なフォルムは水滴の上に料理をそっとのせたイメージを表現するため、いったんふくらましたガラスを押しつぶしています。素材についてはガラスを引き立たせる為に異素材を組み合わせ、手に触れた時の感触を楽しめるようにしました。取っ手(Stacking Handle)は立食などで器を持ち運びしやすくするハンドル機能的な配慮や、装飾的効果が出せる花器的な用途にも使用できます。

大切なのは、その瞬間がきわめて美しい状況を創り出す魅力的ガラスを表現する事です。
   
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