ソーラーと光触媒による都市環境浄化

「樹木が枯れてしまうほどの都市環境の現状。緑化が進められているがまだまだ現実は改良の余地があるように見える。
大気を浄化するのに、樹木だけで間に合わず、屋外型の空気清浄機が必要で高速道路には空気浄化置等が備わりつつあるが一般に目に触れるようなものではない。

「千里同風」・・・この言葉はいずれの場所も皆同じという禅語。自他の分別なく素直に見れる人は心痛んで現状をほおって置けないだろうが、実際はどうだろうか?

エアコンで寒暖調節しながら室外機で熱風を出し、産業や通勤やレジャーに車で排気ガスを散布し渋滞緩和の為に道路開発を進め、どこでもゴミを棄てるが周辺住民の環境には関心がない?大気はつながっているのに。

空気清浄機で自分達がいる室内だけ配慮するが外の環境は無関心、これでは環境は良くならない。空気清浄を屋外で共有でき、究極は大気が浄化できる、半戸外空間は出来ないものだろうか?せめて、バス停や駅で待つ人の健康くらいは守りたい。

そういう定義に始まり、バス停を通じて、大気の浄化や息抜きや情報交換や歓談が出来る半戸外の空間。ひいては企業アピールや経済活性へも繋げていける空間と装置を考えてみた。
  一(ichi)デザイン室との共同製作

環境の積極的改善:ソーラーパネルの裏に光触媒のプラズマクラスター空気浄化装置を内蔵し様々な場所へ応用して屋外空間を継続的に浄化出来る。環境改善は人の意識改革が必要。植栽も併設し植物と一体化して季節感を与え緑化の必要性をアピール。

インタラクティブ化:案内を液晶にし情報刷新のコストを下げつつ情報プラットフォームに。利用案内、宣伝活用、生活に役立つ情報提供と安心を付加。

人間尺度の環具:ユニバーサル性が必要な空間は幹線沿い等の狭く危険な場所が多い。全体をコンパクト化し、狭くても寛ぎと安全を与えつつ車椅子や自転車等の通行を確保。

環境を考慮した素材:酸化チタンをフレームに。強靭で軽量、素材色で特有性も出せ、光触媒として自浄作用があり生態適合性から健康にも良い。今は高価だが、埋蔵量が多く、量産化でローコストが可能。

外装材で特色を
:積極利用が必要な循環自然素材や資源再生素材等を使用して地域色を出し、量産化しながら街に個性や楽しさを与える。
       
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